自宅鯖更改
自宅鯖を更改しました。簡単に書くと、
となります。
事の起こり
元々とある用途で常時起動のWinが必要となり、CentOSのKVM上でWinXPを動かしていたんですが、やはり遅い。
WinはGUIが必須となるので、仮想マシンで動かすのはちょっときつかったりします。
ビデオカードのパススルーでもしろって話なんでしょうけど、筐体がMicroserverで拡張の空きスロットもありません。(管理カードとNIC増設で埋まってます)
WinXPもサポート期間が過ぎて、アップデートした方がいいんでしょうけど、KVM上でWinXPよりもさらに重いVista以降のWinを動かすのもなぁと今の今までずるずる来てたんですが、ふと、最初のセール時に格安で手に入れたWin8 Proアップデート版が未使用でころがっているのを思い出しました。
構成を夢想する
そういえば、Win8 ProってクライアントHyper-Vが使えるんですよね。
あと、CentOSでHDD4本をソフトウェアRAID組んでた(そのためにESXiではなくKVM選んだんだ)んですけど、これもWin8から記憶域プールが使えるんですよね。
じゃあWin on Linux(KVM)じゃなくてLinux on Win(Hyper-V)にすれば、WinのGUIもマシなパフォーマンスで使えるし、今まで通り必要なサービスもLinuxで上げれるじゃん。
そんな感じで今回の構成が候補にあがりました。
すでに自鯖で元々動かしていた外部公開サービスはVPSに移行済みで、移行にそこまでダウンタイム気にすることなくのんびり更改作業できますし、ファイルサーバも昨年にQNAPに移行してるので、ファイルシステム作り直しも普通に削除して作り直しで問題なし。
更改計画立案
なんだ、簡単じゃん。さくっとOS入れ替えるか。と思ってたらハード的な罠がひそんでた。Client Hyper-Vってハード要件厳しいんですね。
てっきりCPUがVTに対応してたらいけると思ってたら、SLAT対応必須とかで、調べるとN36LはVTしか対応してないっぽい。
むりかーと思ってWikiでMicroserverのスペック表見てたら、Microserverが俺が買ったN36Lから2回ぐらいCPUが変わってマイナーチェンジしてることに気がつきました。(MicroserverGen8は高すぎで論外)
ちゃんとは書いてませんでしたが、N54LだとSLAT等も対応してるっぽいの情報が。
んで、ネット通販で調べたら、最新のN54Lが送料・税込みで1万2千ちょいぐらい。超安い。もうハードも更改しちゃうかーってことでポチー。
更改~その後
そんな感じで勢いで購入して、届いたので更改しました。
とりあえず、Win8入れて、8.1にアップデートして、Hyper-V入れて、仮想マシンにCentOS7入れて動くところまでは確認しました。
記憶域プールもサクッと作れた。
(8.1へのアップデートは、Microsoftアカウント必須とか、アップデート実行したら失敗しまくってなかなか上げれないとか、ちょっとこれどうなの的なのはありましたが)
今は、「用途毎に仮想サーバ分ける?」やら、「LXCやらDockerって気になるよね。」やら、「そもそもローカルLANで動かす必要があるサービスってなんだっけ?」というそもそも論の再考などということを考えながら、どうHyper-V上に仮想を乗せるか思案中です。
というか、それすら考える前に勢いで注文したってことですね。先に考えとけよっていう。
ここから雑談
そもそも自鯖のOSにサーバ用じゃないWinOSってどうなの?って話だけど、所詮外部公開しないLAN内限定であれば特に問題はないと思ってる。ProだとHyper-Vも記憶域もRDPも使えるので、割とアリなんじゃないかと今回思い直しました。
あとどうせ必要なサービスは仮想のLinuxで上げるし。
ライセンスも調べたら同時接続20までらしいので、規約的な部分も問題ないかと。(間違ってたらツッコミください。まあ一人でしか使わないので間違ってても問題ないでしょうけど)
仮想環境なのにCPUがMicroserverのN54Lで大丈夫かよって気もしますが、まあそんな大量の人が繋ぐとか、重い処理させるとかしないんで大丈夫でしょう。と思ってる。
CPUスコアも5.5ぐらいあったし。
ほんとはSSD乗っけて、そこに仮想イメージも置いて、「うひょーはえー」的なことしたいんだけど、OS乗せるHDDをマウントする5インチベイ用SATAがどうやらIDE固定でAHCIにできないらしいので諦めました。AHCIにできる4つのスロットベイは記憶域用HDDで埋まってるしね。
ハックBIOSで有効化できるらしいんだけど、そこまでするのもなぁ。
知らなかったんですけど、Windowsって7以降ぐらいから、標準でイメージバックアップできるんですね。
Hyper-Vまで構築完了後、QNAPに作ったバックアップ用共有にサクッとイメージバックアップ。これでRAID組んでないOS用HDDが飛んでもなんとかなる。データはQNAPと記憶域様、マジで頼みます。
そういえば、Hyper-V環境にUSBメモリでReadyBoost設定したら何かいいことあるだろうか?
更改で余った前Microserver N36LはESXiでも入れて、実家に送りつけて拠点間VPNでも貼りたいなぁ。
今後、Windows10が出たらアップグレードですかね。無料ですし。Client Hyper-Vが引き続き使える前提ですけど。